2024年9月26日、「地方史情報」という新サイトが誕生しました。地方史文献情報をまとめて提供する、唯一無二のメディアです。
元々、1997年6月、岩田書院が「地方史情報」という冊子体を創刊しました。91号(2009年3月)よりPDF版の一般公開を始め、冊子体139号の終刊(2019年9月)後も継続して岩田書院ホームページにて公開してきましたが、そのPDF版も168号(2024年7月)をもって終刊となりました。
この度、白鳥舎(制作)と岩田書院のあとを受けて、日外アソシエーツが新たに発行元となり、飯澤文夫さん(元明治大学図書館勤務)の編集のままで旧「地方史情報」の「地方史研究雑誌目次速報」をWEBコンテンツとして継続することになった次第です。また、サイト全体の総称として「地方史情報」の名称を引き継ぎました。新「地方史情報」は、2つの柱(コンテンツ)から構成されます。以下、クリックすると、その概要が開きます。
地方史研究雑誌目次速報
雑誌の表紙・目次・奥付ページをスキャンし、一つのPDF画像としてそのまま公開。目次がない場合、冒頭の誌名が出ているページのみPDF化の予定。隔月1日更新。編者・飯澤さんによる雑誌に関するコラムや編集後記も掲載されます。隔月1日更新。
地方史研究雑誌データベース
上記の「地方史研究雑誌目次速報」や『地方史文献年鑑』を通じて集められた、全国各地で発行される地方史研究雑誌の発行情報を都道府県別に収録。年1回更新。
編者からのお願い
これまで「地方史研究雑誌目次速報」の情報源として各発行元様からご送付いただいた雑誌(または図書・図録)ですが、今後は岩田書院ではなく、編者の飯澤さんまで直接お送りいただけますと幸いです。送り先は、サイト上に明記されています。寄贈いただいた雑誌は、日外アソシエーツでデータ化したあと、従来通り、明治大学博物館に寄贈いたします。同博物館には、収蔵された各種の調査報告書と地方史研究雑誌を合わせて「地方史文献センター」的役割を果たそうという意図があるそうです。また、図書館と共に学術社会連携部に属するため、地方史研究雑誌は同図書館の蔵書となり、OPAC登録されて閲覧利用できるようになります。
また、「地方史研究雑誌目次速報」で取り上げられた目次情報は、日外アソシエーツの雑誌・論文データベース MagazinePlusにそのまま収録され、記事タイトルなどから検索できるようになります。MagazinePlusは、全国の大学図書館・公共図書館に導入されており、雑誌の広報効果抜群です。
郷土史・歴史研究に役立つ、新しい情報ポータルサイト「地方史情報」へお気軽にお越しください。(竹)
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