新刊紹介

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2024年7月新刊『百貨店展覧会史―戦後昭和の世相と文化の記録』

編者である志賀健二郎氏が百貨店展覧会の実績をデータ化しようと思った経緯は、著書「百貨店の展覧会─昭和のみせもの1945-1988」(2018年、筑摩書房)のあとがきに詳しく書かれています。川崎市市民ミュージアム館長時代に過去の美術展覧会情報をデータベースで調べた際、百貨店の扱いが不備であることに気づいたことがきっかけでした。
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SPレコード文句集 漫才編|落語編(データ集)

文字化された語句はかなり正確である。俗語や洒落が飛び交う漫才の文句をよくこれだけ忠実に再現したものだと驚く。文句カードの担当者にとって漫才や落語の文字化はさぞかしやっかいなものだったと想像できる。義太夫や長唄のように文句が決まっていないからである。
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6月新刊『特選上方漫才 SPレコード文句集成』

SPレコードは、音楽だけでなく音声を収録するメディア(音声記録媒体)と言われます。片面3~5分間の収録が可能で、声や音を簡単に保存できるため、歌謡曲、流行歌、劇音楽、民謡、浪曲、詩吟、唱歌、童謡、講演、演説、漫談、落語など、実に様々なジャンルの“音源”が残されました。
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編集者に訊いた新刊紹介―『平成物故人名録』

今回は『平成物故人名録』をご紹介いたします。本書の注目ポイントはこちらです。〇平成に物故された人物の訃報情報を一覧できる。日外アソシエーツでは1983年に『昭和物故人名録』を刊行して以来、3年おきに『現代物故者事典』を刊行しています。本書は平成30年分の訃報情報を一覧出来る累積版であるだけでなく、過去シリーズに掲載できなかった人物も追加調査、収録しています。
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6月新刊『復刻 歴世風俗印画集―写真でみる装いの文化史』

6月に「復刻 歴世風俗印画集―写真でみる装いの文化史」(江馬務・著、青江智洋・編/解説)を刊行いたしました。この本、ひとことで言うならば「大正期のコスプレ本」です。「コスプレ」というとなにか不真面目な響きがありますが、とんでもありません。例...
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『大宅壮一文庫に見るコロナ・パンデミック』に見る無念

小社より『大宅壮一文庫に見るコロナ・パンデミック』(2024.6)を刊行いたしました。この本は、日本唯一の雑誌の図書館である大宅壮一文庫が収集している雑誌から、コロナ・パンデミックに関する記事7,420件を集め、時系列に掲載する記事索引です。始まりは2020年1月に中国武漢で新型肺炎が広がっているという報道でした。そして同年2月に横浜に入港したダイヤモンド・プリンセス号内で感染が広まっていると伝えています。
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編集者に訊いた新刊紹介―『図書館ウォーカー2―旅のついでに図書館へ』

今回は『図書館ウォーカー2―旅のついでに図書館へ』をご紹介いたします。本書は、青森県の地方紙「陸奥新報」に連載中のエッセイから、前版未収録の61編をセレクトして単行本化したものです。目次は各地方から図書館名を一覧することができ、47都道府県が全て収録されています。今回は61編に加え、1編の書下ろしと4つの書下ろしコラムも収録しています。
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編集者に訊いた新刊紹介―『令和災害史事典 令和元年~令和5年』

今回は『令和災害史事典 令和元年~令和5年』をご紹介いたします。こちらは、5年に1度刊行している災害史事典シリーズの最新刊です。元号が変わったことで、書名も『平成災害史事典』から『令和災害史事典』になりました。
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オンデマンド出版『地域別図書目録』

営業局の(竹)です。2024年1月発売開始のオンデマンド出版『地域別図書目録』をご紹介します。原則、ストック(在庫)を持たず受注後に製本するオンデマンド出版のため、ISBNがなく取次書店ルートを通らず、弊社(直販)もしくは代理店・書店(直卸...
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編集者に訊いた新刊紹介―『写真レファレンス事典 日本の鉄道篇』

今回は『写真レファレンス事典 日本の鉄道篇』をご紹介します。本書は、求める鉄道写真がどの写真集のどこに掲載されているのかわかる写真集の総索引です。監修者の野田隆さんは、鉄道旅行をテーマとした本をメインに執筆活動中の旅行作家さん。日本旅行作家協会理事で、いわば“鉄道旅のエキスパート”です。