企画推進室の(竹)です。
日外アソシエーツはレファレンスブックの専門出版社であると同時に、データベースカンパニーです。図書、雑誌記事、人物、専門用語など多岐にわたるデータベースを採録・保持しています。データベースは、レファレンスブックのソースとして使われますし、逆に出版物の編集過程で集めた情報を大元のデータベースへ還元したりしています。
今回は、実際に人物情報データベース「WhoPlus」を検索して、ちょっとしたコツをお伝えします。一般にデータベースで人物を調べる場合、「人名」や「フリーワード」から検索することが多いでしょう。では、こんな時、どうします?
【例題】2023年、生誕100年を迎える大阪出身の男性作家を探す
グーグルやウィキペディアでこういう条件指定による人物検索は難しいですよね。しかしながら、WhoPlus ならば可能です。
WhoPlus は、人物情報「WHO」と「人物レファレンス事典」の2つのデータベースから構成されます。前者は、人物プロフィールのデータ(一次資料)、後者は、どんな人名事典・百科事典に掲載されたかという出典情報を集めたデータ(二次資料)です。そして、「WHO」本体は、多彩な項目から検索できるようになっています。
1)先ず、検索対象「WHOのみ」を選択すると詳細な検索項目が出現します。
2)その他の絞り込み条件のうち、「物故者」「日本人」「男性」に各々チェックを入れます。
3)[活動分野]の選択ボックスで「学術・文芸」>「作家・評論家」の順番に指定します。
4)生誕100年は「100年前に生まれた人」なので、[生年月日]に「19230000」~「19231231」と入れます。
【ワンポイント・アドバイス】 生年のみ、没年のみの範囲検索は、「YYYY0000」~「YYYY1231」と入力する。 |
5)[出身(生)地]の選択ボックスで「近畿」>「大阪府」の順番に指定します。
6)検索実行すると、10件ヒット。1番目に「司馬遼太郎」が現れました。
そう! 今年、生誕100年を迎える大阪出身の男性作家は、司馬遼太郎さんです。ちなみに当ブログの責任者(青)さんのファーストネームは「竜馬」といいます。お誕生の時、父上の知人のツテで司馬遼太郎さんに一筆「竜馬がゆく」と書いてもらい、家宝にしているそうです。昨年、開運!なんでも鑑定団に出したところ、まごうことなき本物と鑑定されました。(竹)
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