企画推進室の(竹)です。
第25回図書館総合展オンライン出展の出し物(WEBセミナー)として用意した、第3弾のインタビュー「江馬務と風俗研究会」の動画を配信中です。今年12月25日(月)までの限定公開です。
第3弾 インタビュー「江馬務と風俗研究会」
https://www.libraryfair.jp/forum/2023/1061
第2弾「開架できる和装本 ―和装本をもっと身近に~芸艸堂の木版本」
https://www.libraryfair.jp/forum/2023/801
第1弾「AIとともに生きるための情報リテラシー ―未踏の海を拓く羅針盤―」
https://www.libraryfair.jp/forum/2023/879
日外アソシエーツ・特設ホームページ:
https://www.nichigai.co.jp/lib_fair/2023/index.html
今年6月、日外アソシエーツは、大正5年から同11年にかけて発行された『歴代風俗写真集』17輯を一冊にまとめた『復刻 歴代風俗写真集』(風俗研究会編、江馬務解説)を刊行しました。オリジナルは、京都の美術書出版社・芸艸堂がコロタイプ印刷和装本として発行したものです。海外ユーザーも視野に、6輯以降は英訳付きです。
『復刻 歴代風俗写真集』(風俗研究会編 江馬務解説 B5・470p 2023.6刊)
https://www.nichigai.co.jp/cgi-bin/nga_search.cgi?KIND=BOOK1&ID=A2972
本書の一番の特長は、平安時代末期の公卿の衣冠姿、鎌倉時代の武士の甲冑姿、江戸時代中期の婦人の旅装など、「時代扮装写生会」で撮影された写真から各時代を生きた人々の装いや立ち居振る舞いを窺い知ることができることです。「時代扮装写生会」とは、日本における風俗史の研究の基礎を築いた風俗史家・江馬務(1884-1979)が組織した風俗研究会の活動の一環として、大正時代に行われたイベントです。史実に裏打ちされたその扮装は精度が高く、歴史資料としても貴重である一方、その手法は江馬自身の研究成果を視覚的に表現する意図もあったようです。
WEBセミナーでは、現在の江馬史学研究の第一人者、京都府立丹後郷土資料館の学芸員・青江智洋さんにお話を伺いました。インタビュアーは弊社・青木です。「時代扮装写生会」の舞台裏と成果、そして今後の江馬史学の展望に迫る内容です。お見逃しなく。(竹)
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