こんにちは、新人営業課パーソンの(久)です。
今回は『令和災害史事典 令和元年～令和5年』をご紹介いたします。こちらは、5年に1度刊行している災害史事典シリーズの最新刊です。元号が変わったことで、書名も『平成災害史事典』から『令和災害史事典』になりました。
本書の注目ポイントはこちらです。
〇災害の発生日がわかる
〇「災害別一覧」「都道府県別一覧」付き
〇災害の概略を記載
本文は災害の発生した年月日順で排列しています。年月日から調べることができると、その年にどんな災害が起きたのかなど、年単位で災害の流れを確認することができます。また、「災害別一覧」を使えば、地震、水害、火災など災害の種別ごとに、発生日とどこで起きたのかを知ることができます。災害発生日や、発生場所がわかることで、他の例えば新聞縮刷版などの資料を使った調査に繋げやすくなります。これは本書の魅力のひとつではないでしょうか。
さらに、各災害には概略が記述されています。概略は調べたい災害かどうかの確認材料としても有用なうえ、情報が簡潔にまとまっているので、まずは概要を知りたいといったときにも役立ちます。
調査の足がかりとしても、起きた災害のことを知りたいときにも開いていただきたい年表形式の１冊となっています。
担当編集者は編集をしている中で、5年ごとの編集作業だが、毎回大きな災害が起きていると感じた、と話しておりました。特に本書収録対象となった令和元年〜5年は、コロナ禍という厄災に見舞われた期間でありました。また新たなパンデミックが起こらないとは限りません。予防のため、適切に対応をとるためには過去の記録が重要ではないでしょうか。
災害の調査のためだけではなく、起きた災害を忘れないためにも作り続けている本です。興味を持っていただけましたら、ぜひご覧ください。(久)
『令和災害史事典 令和元年～令和5年』 日外アソシエーツ〔編〕 A5・500p 2024.3刊 チラシはこちら↓ https://www.nichigai.co.jp/PDF/2998-4.pdf
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