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能登を訪ねて 3 珠洲市

7月27日は珠洲市にある「さか本」という旅館に宿泊しました。珠洲市では下水道の復旧が進んでいないと聞きました。市の下水道管が復旧しても、私有地内の下水道管の工事が進まないという事でした。しかも私有地内の工事費は所有者の負担だといいます。「さか本」は元々敷地内の天然の井戸水を使い、敷地内の浄化槽でろ過して下水を処理して営業してきたので、地震後比較的早期に営業が再開できたそうです。
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能登を訪ねて 2 輪島市

石川県庁をお訪ねした翌日、金沢から「のと里山海道」を使って車で輪島市に向かいました。「のと里山海道」は海岸線を通る美しい道です。しかし原子力発電所のある志賀町を過ぎ、道が山間部に入っていくと様相が一変しました。両側2車線の道路の中央分離帯を挟んだ片側が崩落し、う回路を通らないと先に進めなくなってきました。
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能登を訪ねて 1 石川県馳浩知事に義援金をお渡ししました

日外アソシエーツ営業の青木です。7月26日(金)~28日(日)の3日間、石川県金沢市、輪島市、珠洲市を訪れましたのでご報告いたします。当社では災害(人災・天災)を記録する書籍タイトルを何点か刊行しています。防災、減災の意識の高まりもあり、お陰様で好調な売れ行きを見せています。
新刊紹介

編集者に訊いた新刊紹介―『平成物故人名録』

今回は『平成物故人名録』をご紹介いたします。本書の注目ポイントはこちらです。〇平成に物故された人物の訃報情報を一覧できる。日外アソシエーツでは1983年に『昭和物故人名録』を刊行して以来、3年おきに『現代物故者事典』を刊行しています。本書は平成30年分の訃報情報を一覧出来る累積版であるだけでなく、過去シリーズに掲載できなかった人物も追加調査、収録しています。
新刊紹介

6月新刊『復刻 歴世風俗印画集―写真でみる装いの文化史』

6月に「復刻 歴世風俗印画集―写真でみる装いの文化史」(江馬務・著、青江智洋・編/解説)を刊行いたしました。この本、ひとことで言うならば「大正期のコスプレ本」です。「コスプレ」というとなにか不真面目な響きがありますが、とんでもありません。例...
新刊紹介

『大宅壮一文庫に見るコロナ・パンデミック』に見る無念

小社より『大宅壮一文庫に見るコロナ・パンデミック』(2024.6)を刊行いたしました。この本は、日本唯一の雑誌の図書館である大宅壮一文庫が収集している雑誌から、コロナ・パンデミックに関する記事7,420件を集め、時系列に掲載する記事索引です。始まりは2020年1月に中国武漢で新型肺炎が広がっているという報道でした。そして同年2月に横浜に入港したダイヤモンド・プリンセス号内で感染が広まっていると伝えています。
新刊紹介

編集者に訊いた新刊紹介―『図書館ウォーカー2―旅のついでに図書館へ』

今回は『図書館ウォーカー2―旅のついでに図書館へ』をご紹介いたします。本書は、青森県の地方紙「陸奥新報」に連載中のエッセイから、前版未収録の61編をセレクトして単行本化したものです。目次は各地方から図書館名を一覧することができ、47都道府県が全て収録されています。今回は61編に加え、1編の書下ろしと4つの書下ろしコラムも収録しています。
編集裏話

「最近の書誌図書関係文献」制作裏話(その4)

近年デジタル化の進行により、『書誌年鑑』に限らず紙の本は、存在意義が問われるようになっているようです。そのような中、あえてアナログ的で地道な採録作業を続ける意義とは何でしょうか。デジタル化は、目先の数年から10年程度のスパンでは、出版業界に深刻な影響を及ぼすものです。すでに、紙ベースでは刊行されなくなった出版物が多数出ており、事業をやめてしまった出版社も多くあります。
編集裏話

「最近の書誌図書関係文献」制作裏話(その3)

「最近の書誌図書関係文献」ならびに『書誌年鑑』編者の、有木太一でございます。図書館に何の準備もしないで出かけ、手に取った本に書誌が掲載されていたらメモしてくる、というやり方を、私の用語で「機動的採集」と呼んでいます。前任編者の中西裕先生が、書誌採集で全面的にこのやり方を採られていたのですが、私はリスト方式(前回参照)ばかりやっていました。
編集裏話

「最近の書誌図書関係文献」制作裏話(その2)

「最近の書誌図書関係文献」ならびに『書誌年鑑』編者の、有木太一でございます。前回、実際の出版物から「書誌」を探し出して記録するという仕事について、少しお話ししました。今回は、書誌の採集をどのように行っているか、ご披露したいと思います。